別サイトにかまけていて、こちらが止まっていました(^ ^;)
でもとても素敵な本に出会ったのでご紹介したいと思います。
今回読んだのは「未来の働き方を考えよう」という本。
きっかけはこの作者のちきりんさんが堀江貴文さんと対談されている記事を読んで興味を持ちました。
ちなみに堀江さんはファンというわけではないのですが、時代を先読みする力はある方なんだろうな、と感じているのでご意見はちょこちょこ参考にしています。
話を本に戻しまして…。
今回この本を読んで感銘をうけたり同意をしたのは以下の3つ。
1 現在起こりつつある変化は産業革命期に匹敵するレベルの変化(かもしれない←後に歴史が明らかにすることで今答えが出るものではないので)
2 人生は有限である
3 やりたいことが明確になるという幸運
このサイトを訪れて、自由人を目指している!という方にも参考になると思うのでご紹介させていただきますね。
産業革命に匹敵する社会の変化
そもそも革命ってなんなのか?
この本のなかでは「パワーをもつ層の交代」が起こることが、革命と呼ばれる条件だと定義づけられています。
明治維新は明治革命ではない、何故なら、もともと天皇にあった権力が将軍に移っており、それが再び天皇へと「戻った」だけで権力者と庶民の力関係が逆転したわけではない。
一方でフランス革命は、支配者層の王侯貴族が没落し、一般市民が権力をもったので「革命」。
確かに筋は通りますね。
そして産業革命は「動力技術の発展が当時の王侯貴族を社会の支配層から引きずりおろし、平民出身の企業家が力を握る時代の幕開けとなった」為、産業「革命」と呼ばれる。
では現在、産業「革命」と匹敵するぐらいどこからどこにパワーをもつ層が変わりつつあるのでしょうか。
大組織から個人へ
これはこちらの過去の記事「【知らないと損】サラリーマンが個人広告代理店になる方法」でもお話している通り、インターットの出現で広告業界に限らず、旅行代理店や書店、流通・仲介業の多くが危機に見舞われています。
それはつまり、今まで圧倒的なパワーを持っていた大企業や国などの大きな組織から、個人へパワーをもつ層が変わっているということ。
「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」 ではその例として、ウィキリークスの登場をあげています。
ウィキリークスとは、匿名で投稿された内部告発情報をインターネット上で公開するウェブサイトです。
オーストラリアの元ハッカーが中心となって創設され、ウィキリークスは国家レベルの外交機密を公にし、世界各国の権力者を慌てさせました。
ビジネス面でも上記の広告業界に限らず、大企業の優位性は急速に弱まりつつあります。
昔は大企業か一部の有名人しか集められなかった額の資金も、近年はクラウドファウンディングという手段で、一個人が調達できるようになりました。
反対に大企業は大企業であるが故の規制があったり、意思決定に時間がかかったりと縛りが多くなっています。
個人はデジタルコンテンツであれば、法人税や消費税がかからないタックスヘイブンにサーバーを置いて、世界中に販売できます。
これからは国家が企業や国民に選んでもらわないとその国の税収入はどんどん減り、そういった時代の変化に追いつけない人には普段の生活で国が増税する…という未来が待っているかもしれませんね…((( ;゚Д゚)))
それ以外に「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」では「先進国から新興国へ」、「ストックからフローへ」についても紹介されています。
特に「ストックからフローへ」で語られている資産や働き方、人間関係に至るまで、どのように移り変わっていくのか、というのはこれから働き始める学生さんは目を通しておいて損はないはずです。
人生は有限である
2017年6月に小林麻央さんが34歳という若さで亡くなりました。
あの若さで亡くなった事実に多くの方が衝撃を受け、そして今ある「普通」の幸せがどれだけ大切か、ということに気付かされたと思います。
「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」でも人生は有限である、 という感覚を強くもつことはとても大切だと書かれています。
私自身、前職を辞めた決断を話すと何故その選択をできたのか、とよく聞かれます。
色々な理由は勿論ありますが、その根底には「人生は有限だ」という想いがあるからだと気づかされました。
別段大きな病気をしたことがあるわけではないのですが、私のメンタルは旦那さんに笑われるくらいヘタレです(;∀;)
本人としては笑い事ではないのですが、そのメンタルの弱さは未来への不安に繋がっています。
わかり易く説明すると、週に2回ぐらいは旦那さんがこのまま事故にあって帰ってこなかったら私、どうしよう…みたいな心配をしています(笑)
(メンタルが弱いので自分が死ぬ、というより旦那さんが先にいなくなる方が恐怖なのです笑)
ただ、だからこそ今やりたいことはやっておかないと、というよくわからない強迫観念みたいな焦りがあります。
だってこれが「最後」になるかもしれないから。最後なんて突然やってくるから。
だから今やりたいことをやらねば!と思うのです。
後ろ向きなんだか前向きなんだか、分からないですね(^ ^;)
本にも描かれていますが、上記のような不安に比べれば「大体の不安は質的に全く及ばないところ」にあります。
人生が残りこれだけ、と宣告されたときに生き方が変わるなら、それまでの人生は自分が本当に望んでいる生き方ではなかったということ。
年を取れば否応なくそれを感じることがあるでしょうが、できるだけその感覚を早く持つことは、様々な決断をする上で大きな力になります。
東日本大震災の後、生き方が変わったという方も多いとききます。
更に「遠くて体力が必要で、何かあった時には個人の免疫力や脚力が問われる場所」には早めに行くようにしている、という文章を読み、早速今晩旦那さんにどこ行きたい?と尋ねようと思いました(笑)
絶対やりたいことは「いつか」ではなく「今」やっておく、とても大事ですね。
やりたいことが明確になるという幸運
「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」のなかで、作者さんが友人から「大半の人間はやりたいことなんてないんです。ただ大過なく人生を過ごしたいだけです」と言われてハッとした、というエピソードがつづられています。
私は「やりたいことが明確」な方だと感じています。
それは決して前向きな理由からだけではなく、こうなったら嫌だから、こうなりたい、という出発点のものも多々ありますが(笑)
「恵まれないほど考える機会が得られる」と書かれていますが、私が今の自由人と言えるような働き方に変わったのも、一番最初は日々の生活で感じた「私このままでいいのかな?」というちっちゃな悩みとも疑問とも言えないような、自分への問いかけがきっかけです。
それがきっかけになり、やりたいことがあったので(ただし、それで収入を得る目途はなかったです笑)勢いで辞めてしまいました。
とはいっても、上記にもかいたように「やりたいことなんてないよ」という方も多いと思います。
特に日本人は「やりたいこと」を見つけるのは苦手で「できること」は挙げられる、と書いてあるのを読んだことがあります。
そして続けて以下のように述べられています。
つまり皆さん平等に個人的に「やりたいこと」を見つけるのが苦手だと感じている方は訓練というかリハビリをされるのが良いです。
というのも子どものころ、それこそ2歳~3歳の頃、みんな「やりたいこと」だけをやっていたはずです。
(多少、親に言われて嫌々やっていたことがあるかもしれませんが笑)
それが成長の過程で「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」をやるようになってしまい、段々「やりたいこと」がわからなくなってしまっているだけです。
今日から何かを選ぶ際、小さなところからで構いません、こっちの方が良いと言われているから、みたいな理由で決めるのではなく、「好きだから」とか「面白そうだから」という理由で選んでみてください。
自分が何が好きなのか、どんなことに興味があるのか、を思い出して大切にしてあげること、自分のなかにいる2~3歳の小さな子どもの声に耳を傾けるつもりで自分に優しくしてみること、これが「やりたいこと」を見つける手助けになります。
検討すべきは「そんな生活で食べていけるだろうか」ではありません。
そんな生活を、本当に自分は楽しいと思えるのか?ということです。
このサイトでは今後も、皆さんがこうなりたい!という生活をするお手伝いする方法を紹介したいと思います。
人は幸せであると、他の人にも優しくできます。
是非、皆さんが「やりたいこと」がみつかりますように!
2013年発売の本ですが、未来の働き方、そして未来の生き方を考える上で参考になることが沢山あると思います。
機会があれば是非読んでみてくださいね(^ ^)