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【実際購入してお試し中】ローズマリーの認知症予防効果は?

2017-03-30   2017/07/27


今日はちょっと個人的な話と実体験(現在進行形)の紹介です。 同じ経験をされる方が今後増えてくるであろう「家族の認知症予防・改善」の取り組みについてです。

祖父母の認知症の発症

私は母方の祖父母がまだ健在なのですが、祖父はついに90歳を超え、祖母も80代です。
年の割に元気だったのですが、数年前から祖父に認知症が発症、何度も同じことを尋ねる「アルツハイマー型認知症」と診断されました。
祖父は長年住んだ家にいたがったのですが、昨年家族がついに面倒を見切れなくなったこともあり、現在は施設に移って暮らしています。

そしてようやくホッとしたのですが、今度は祖母が同じことを何度も話す、また先ほど私たちが話したことを覚えていない、といった症状がここ数カ月気になり始めました。
現在、まだ一人暮らしをすることに支障はない程度であること、アルツハイマー型認知症の認知症の確認テストだと、テストだ!と思って緊張するせいか問題が出ません。しかし気を抜いていると?何度も同じことを繰り返すようです。

このまま祖母も施設に入るようなことにはなってほしくない、と思っていたところ、ふと思い出したのがローズマリーなどアロマが認知症にきく、といったことでした。

今回のレビューは私が、というよりも実際に祖母にローズマリーのアロマを使ってもらい、実際に効果があるのか、についての検証になります。
短期間で結果がわかるものではないので、随時追加更新もしていきたいと思います。

そもそもローズマリーは本当に認知症にきくのか

ローズマリーなどのアロマが認知症にきく、ということの真偽をまず調べてみました。
その結果、まず嗅覚機能とアルツハイマー病及び軽度認知障害についての関連性は以下のアメリカの学術論文で示されていました。

Olfactory Function in Mild Cognitive Impairment and Alzheimer’s Disease: An Investigation Using Psychophysical and Electrophysiological Techniques
(軽度認知障害およびアルツハイマー病における嗅覚機能:精神生理学的および電気生理学的手法を用いた研究)
 

詳細については論文を読んでもらえればと思いますが(Google Chromeの翻訳機能を使うときれいに翻訳されました)この実験ではアルツハイマー病と軽度認知障害の患者さんには嗅覚障害があることが多いと認められたのです。
よって、アルツハイマー病などの早期診断に嗅覚機能のチェックが役立つ可能性がある、と述べられています。

つまり、今まではアルツハイマー病や認知症にかかると、記憶を司る脳神経である「海馬」がダメージを受けると考えられていましたが、これらの研究で海馬に直結した嗅神経が先にダメージを受ける、とわかってきたわけですね。
そして嗅神経のダメージが海馬に伝わり、認知症に繋がっていくのです。

その嗅神経ですが他の脳神経と異なり再生能力が高いそうです。
その点に着目し、嗅神経を刺激し機能を再生させることで、海馬も活性化させて認知症の予防・改善しよう、というのがアロマを使った方法になるわけです。
この分野については日本でも鳥取大学の浦上克哉先生が1980年代より研究をされており、現在日本を代表する認知症研究者です。
NHKや「たけしのみんなの家庭の医学」などにも出演されているそうなのでそちらでご存知の方も多いかもしれません。

その浦上先生が2005年に日本認知症学会の学会誌に『アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有用性』という論文を発表されています。 そのなかで使用されたアロマがローズマリー&レモンとラベンダー&オレンジだったのです。

更に昨年、東京工科大学がローズマリー由来の物質がアルツハイマー病を抑制した、という研究結果を発表しています。
カルノシン酸とローズマリー
詳細は東京工科大学 プレスリリース を参照ください。
2016年11月24日に科学誌に掲載された、とても最近のニュースです。

以上のことから、ローズマリーをはじめとするアロマは認知症の改善に効果がありそうだと考え、購入にすることにしました。

アロマを使用する際の注意点

精油(エッセンシャルオイル)を使用する

普通にアロマを楽しむのではなく、あくまでも目的が認知症の予防・改善の場合は精油を使用しなくてはいけません
精油とは公益社団法人日本アロマ環境協会で以下のように説明されています。

精油は植物の香り成分を抽出したエッセンスです。 花や葉、果皮、根などを蒸したり、皮を搾ったりして抽出します。 精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トンも必要とします。 大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
(参照:公益社団法人日本アロマ環境協会

そんな貴重なエッセンスなので、当然それなりのお値段もします
きちんとした効果を求めるならば、値段で選ぶことなく、きちんとした品質のものを選ぶようにしましょう。
天然物かどうかは、瓶のラベルに「精油の学名」(ラテン語)と「ロット番号」(産地や製造年などが細かく調べられる管理番号)が記されているかを確認するようにしてください。

日中と夜に正しい配合で使用する

先に述べた浦上先生の『アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有用性』という論文に描かれた実験では  

28日間
9時~11時にローズマリー&レモン(ローズマリー2滴:レモン1滴) 
19時半~21時半にラベンダー&オレンジ(ラベンダー2滴:オレンジ1滴)

という条件で使用しています。(1滴は約 0.02ml)

ローズマリー&レモンには集中力を高め、記憶力を強化する作用があり、ラベンダー&オレンジは心や身体へのの鎮静作用があるといわれています。
朝と夜で香りを変えた理由は朝は刺激作用により交感神経を優位に働かせ、夜は鎮静作用により副交感神経を優位に働かせるためなので、正しい時間帯に正しい配合で使用するようにしましょう。

年齢や体調等にあわせて正しく使用する

男女問わず、40代・50代・60代以上や母の日、父の日のプレゼントにもお勧めのアロマオイルですが、以下に該当するような方は体調等に合わせて使用することを忘れないでください。

一緒に暮らしている家族に妊娠中の女性や高血圧、低血圧、てんかんの方がいる場合はアロマを使う前に、医師へご相談ください。 ラベンダー、ローズマリー、レモンは通経作用があるため、妊娠初期の方は使用を控えたほうが良いと言われています。

ラベンダーには血圧降下作用、ローズマリーには血圧上昇作用を促す成分が入っており、それぞれ持病に影響を及ぼす可能性があるので該当する方は医師へご相談ください。

高齢の方は使用量を控えて通常使用量の約半分からスタートさせてください。

3歳未満の乳幼児には香りを嗅ぐ使用方法、すなわち室内芳香以外はおすすめしていません。 3歳以上の子どもでも、大人より少ない量・濃度で使用することをおすすめします。

原液を皮膚に直接つけないでください。マッサージで使用する場合は1%に薄めて使用してください。 使用する前にも肌にあうかどうか、パッチテストを行ってください。種類によってはアレルギーを起こす可能性もあります。

認知症に効果的なアロマを購入する

インターネットで「アロマ 認知症」などで検索すると商品が出てきます。 認知症に効果があると実験で認められたのは 「ローズマリー・カンファー」「レモン」「真正ラベンダー」「オレンジ・スウィート」がきちんと配合されたものになります。

昼:ローズマリー・カンファーとレモン(配合比率2:1)
夜:真正ラベンダーとオレンジ・スウィート(配合比率2:1)

バラバラの購入でもいいですが、初心者の方は正しい配合が難しい場合も多いので、きちんと効果を出すためにあらかじめ配合されているものを購入するのがお勧めです。以下で紹介している、私が購入したものもあらかじめ配合済みのものです。

実際購入してみた

上記の件を踏まえて私が今回、購入したのはこちらのサイトの商品です。


≪昼用/夜用ブレンドアロマ2本セット:お徳用各10ml≫
昼用 10ml【ローズマリー(カンファー)とレモンの配合比率2:1】
<使い方>
午前中に2時間以上嗅ぐ。祖母にはハンカチやタオル等に垂らして使っています。
特にディフューザー等を使わなくても、垂らしたものを置いておくと、しばらくすると香りが広がってきます。

夜用 10ml【ラベンダー(真正)とオレンジ(スイート)の配合比率2:1】
<使い方>
就寝1時間前から2時間以上嗅ぐ。ひつじのテラコッタ(プレゼントとしてついてきたもの)を使用しています。

購入理由としてはこちらの商品は『2001年ハイパープランツ社により国内の医療分野で培われたエビデンスをベースに、 オーガニック認証を受けたエッセンシャルオイルを輸入、国内で企画・生産されたアロマ商品のオリジナルブランドです。』 と明記されていたことがあります。
オーガニック認証を受けていること、あとは私自身もアロマ初心者なのできちんと効果が出るように配合済みのものが良かったためです。
以下は購入した際についてきたパンフレットになります。

認知症パンフレット
ちなみに10mlでどれぐらいもつのか、ですが ドロッパー(中栓)がついているので1滴約0.05ml出てくるそうです。(実験の配合でも0.02mlが2滴、0.02mlが1滴の合計0.05mlだったので、同じ量で安心です)
よってお徳用各10mlは、約200滴分となり、毎日各1滴使う場合だと半年近く使用できます。
送料込み3,780円だったので、半年使えばひと月600円ちょっとです。1日20円くらいで試せるので良いかなと思いました。

注文フォームに入力し、追ってヤマトクレジット決済のページの案内メールが届きました。
支払い完了した日に発送のメールも届き、注文してから2日で手元に届きました。

アロマ梱包
内容はこのような感じです。
アロマセット

アロマセット以外に、アロマを垂らして使えるテラコッタ(粘土で作った素焼きの陶器)やこちらの会社のサンプル商品、そして次回から使える500円OFFクーポン(2カ月以内)がついてきました。効果がありそうなら2カ月以内に追加を買うとお得ですね。

個人的にはどうせならテラコッタがもう一つついてきたら、朝用、夜用として分けて使えて便利なのに…というところだけが残念でした。
アロマを垂らしても無色なので色が染まることはないのですが、下記の写真にもある通り香りを消すのには2~3日かかるので毎日使うには朝晩兼用は難しいです。まぁタオルなどに垂らしておいても大丈夫なので、そこまで問題ではありませんでした。

テラコッタ精油商品には学名、抽出部位、抽出方法を表示している他、ロット毎の成分表及び原料原産国も各商品に添付されているそうですが 今回の注文したものはブレンドになるため記載はありません。

効果のほどは

まだ使い始めたところなので、周りが感じる程の顕著な変化は認められないのですが、祖母の最初の反応としては

・新しい取り組みは新鮮なので楽しんでいる(アロマとは関係ないのですが笑)
・リラックスする
・(もともと不眠症なのですが)夜は寝つきが良かった気がする

との反応がありました。
更にパンフレットを読むと、嗅覚と味覚は密接なかかわりを持つため、嗅覚が低下すると食事を美味しいと感じにくくなり、食事量の減少を招くそうです。祖母も例に漏れず、食欲は少し落ちてきているのでそのあたりも改善されるといいなと思っています。

肝心の認知症予防効果はすぐに出るものでもないので(本人にはわかりにくいところでもあるので)今後祖母を見守りつつ、こちらで経緯を更新したいと思っています。
また宜しければご覧になりに来てください。

【4月8日追記】
アロマを渡してから1週間たちました。
祖母は年が年だけに「新しいこと(=アロマを朝晩使用する)」を生活に習慣づけることに時間がかかっているようです(祖母は現在一人暮らしです)。
夜は比較的毎日続いているようですが(最近は寝室に入ると爽やかな香りがして嬉しい、と話していました。不眠症にも少しは効果が出ているようです)、バタバタしており、色々とやることが多い朝はつい忘れてしまうこともあるようです。
それでも時間をずらしてやるようにしている、とのことです。

認知症予防の効果などは、そもそもの実験でも28日間だったので、もう少し様子を見たいと思います。

【7月27日追記】
ちょっと時間があきましたが、その後も会うたびに「アロマやっている?」という問いかけが功を奏したのか続いているようです。
ただ、どうしても朝のアロマは忘れがちだとのこと。
朝はゴミ出しがあったり、犬の世話があったり、出かける準備があるから、ただでさえ忙しいことも多いですもんね。

祖母と話をしていて、認知症が進んだ?とは感じず、ちょっとマシになったかな?というのが正直な体感です。
同じことを繰り返して話すのが完全になくなった、とは言わないものの、前ほど気にならない程度かな、というところです。
日常生活に困るほどではないので、これ以上進行しないなら全然許容範囲です。

またアロマだけでなく、体調を崩してお休みしていた習い事を復活させたりしているので、アロマ以外の効果もあるかもしれません。
ただ、嗅覚は鍛え続けることに意味もありそうなので継続してもらっています。







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管理人のおうち大好きうさぎです。
旦那さんと2人暮らしのアラフォー。
株式投資のお陰で割と自由ですが、もっと色々楽しみたい!経験したい!と試行錯誤中。

読書、海外旅行、クレジットカード、Webページ作り、お店作り、インテリアやリフォームなどなど、興味があっちこっち行きますが、好きな時に、好きな人と、好きなことができる自由人でありたいと思います。




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