書籍

「嫌われる勇気」~対人関係に悩む人は読むべき一冊


読書というのは、そのなかに書いてあることを何度か読み返し、自分の言葉に落とし込めたときに、ようやく意味をなす、といいます。

自己啓発やビジネス書の類いは、さらっと読んで、インプットした気になって終わっていてはなんの意味もなさない

そのなかの言葉を自分のモノにするぐらい読み返し、普段の自分の考えとして自然に言葉にでき、行動であれば実際に実施して、初めて自分のものにしたと言える。

これは実際、過去に自分が読んできた本からも確かです。

ビジネス書に限らず、子どもの頃に何度も読み返したマンガで感銘を受けた言葉。

こういったマンガは台詞ごと覚えるくらい読み返しています。

最近はめっきりしなくなってしまった自分を反省し、私が自分の言葉に落とし込みたいモノ、そのためにも今後読み返したい言葉達を抜粋して残しておこうと思います。

 

今回は、遅ればせながら「嫌われる勇気」を読みました。

以前から興味はあったのですが、対話形式ですすむ、という形に、何となく読みにくさを感じて後回しにしていたのですが、読み終わってみると、ベストセラーになるのは確かだ、と感じています。

嫌われる勇気、というタイトルが印象的ですが、ようは「幸せになる、自由になる方法」アドラー心理学においてどう考えるか、という本です。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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この本を読むのにおすすめの人

  • 対人関係に悩んでいる人
  • 親子関係に悩んでいる人
  • 子どもにのびのび生きて欲しい人
  • 恋愛で自分にとってどういう人があっているのか、がわからなくなっている人
  • 承認欲求が強いかなと感じている人

近年、SNSで炎上騒ぎが起こったりしていることも、この本の考え方を知った上でみなおすと、見え方が変わることも多く、「世界の見え方が変わる」というのは少しわかる気もします。

自分が世界をそう見ているだけで、自分が変わると世界は変わる。

SNS関連でいうと、承認欲求が強いな、と感じる人などは是非読んでみるとおすすめです。

対人関係について

結論から言うと、この本が伝えようとしていることはこちら。

自由とは、他者から嫌われることである。

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない、つまり自由にはなれない。

嫌われることを恐れるな。

全ての悩みは人間関係にあるよね、ということからスタート。

幸せっていうのは、結局のところ自由であること。

自由であるにはどうあればいいか、それは他者の目線を気にせず、どう思われるかを気にしないこと。

つまり嫌われようが、どう思われようが気にしない、恐れないということ。

実際、他者からどう思われるかな??こんなことを発言したら嫌われるかな??とか考え出すと何も出来なくなりますもんね。

ここからは更に詳細に、対人関係別に紹介していきます。

対人関係全般について

「対人関係の軸に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができません

「人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている。

あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話。

正しいという確信する=相手が間違っているという思い込みにつながり、その思いから最終的に議論において「私は勝たなければならない」となる、ということですね。

これは私の周りにもあぁこういう人いるなぁって思います。

これからの世界が、多様性を認めよう、という意味でも、大事な考え方だと思うのです。

正解があるわけではない議題で、私は私、あなたはあなたの考え方があるよね、ですっきり終わらせられず、自分の意見を強く主張する場に居合わせるというのは意外とあります。

ましてや、正論は正しいけど正論を振りかざして闘ってしまうのは正しくないとも言います。

個人的に最近気付いたことには、正論=優しい答えではない、というのも最近感じていて、正しいの定義や、正しいことの重要性っていうのも、その状況によるので難しいと感じています。

例えば災害時の対応などで、日本人がアメリカに比べて臨機応変な対応に弱いことを揶揄する文章を読んだことがありますが、これらも原点の問題は通ずるものがあるのではないか、と思うのです。

恋愛関係について

人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えた時、愛を実感することができる

恋愛関係で悩んでいる人にも参考になる部分があるので、是非読んでもらいたいところです。

一体どういう人が合っているのか?自分にとってどういう人がいいのかを見誤って、結果的に悲しむ人は多いです。

特に結婚を決める時、結婚相手を考えるときには女性など悩む課題だと思います。

実際、私自身も夫と結婚するとき、そういった問題が頭をよぎりました。

年収とか外見とか社会的地位とかじゃない、と頭ではわかっていても、やはり気にしてしまい、悩んでしまうのが本音。

後の所属感のところとも関連してくるのですが、最終的に私の場合は「この人が幸せにしてくれるかどうか」ではなく、「自分が誰か一人を幸せにできるなら誰が良いか」を考えた時、今の旦那さんと結婚することが良い、と自分のなかで納得出来ました。

結果的にも今の旦那さんといると、あぁ自由だなと感じ、更には無理しなくていいな、と日々気づかせてもらえて、それが愛かどうかはわかりませんが笑、この人と結婚して良かったな、としみじみ思うのです。

親子関係について

自分が「他者の期待を満たすためにいきているのではない」のだとしたら、他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」

あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと、あるいは自分の課題に土足で踏み込まれること、によって引き起こされる 

良好な対人関係をむすぶには、ある程度の距離が必要です。

近すぎても遠すぎてもダメで、差し伸べれば手が届く、けれど相手の領域には無理に踏み込まない、そんな適切な距離を保つこと。

これはお店の店員さんや一流サービスのことを考えるとすっきりします。

お店で買い物をするとき等に、店員さんが必要以上に声掛けしない、でも困った時にはさっと助けてもらえる距離にいる、目を配っている、というのはとても気持ちが良いサービスだと感じますし、一流ホテルなどのスタッフはこういった対応ができるところが多いです。

これは実は全てに通ずるものなのに、子どもがどこかで自分の所有物と思い、自分の期待に応えて欲しいと思ってしまう親は多いです。

そして子どもも、知らぬうちに親のその望みにがんじがらめになっていて、自由でなくなっていることも多い。

「距離をとる」というのは、どうもマイナスなイメージがありがちですが、自分を傷つけるものから距離をとる、というのは自然なこと

決して悪いことではなく、むしろお互いが良い関係であるために必要なこと、と意識改革していきたいですね。

会社や団体、組織での関係について

「この人はわたしになにを与えてくれるのか?」ではなく、「わたしはこの人になにを与えられるか?」を考えなければならない。それが共同体へのコミット。

所属感とは、生まれながらにあたえられるものではなく、自らの手で獲得していくもの。

最近だと、ネットのコミュニティなどがわかりやすいですが、発言する人、誰かにアドバイスをする人が、みんなに名前を覚えてもらえ、そして受け入れられていきます。

結局は実生活でも同じこと。

所在ない、何だか場から浮いているかな…と感じたとき、誰かが声をかけてくれるのを待つのではなく、積極的に何かを提供していく、という意識をもつべき、ということなんですね。

ついつい、人からの指示待ち他の人が自分の居場所を作ってくれるのを待つ、ということが多いですが(その理由や自分なりの言い訳の多くは、自分は新参者だし、といった遠慮だったりしますが)それではダメなんだ、ということは、今後新たな場に入っていく時に私自身、心に留めておきたいと思います。

対人関係のなかで困難にぶつかったとき、まず考えるべきは「より大きな共同体の声を聴け」 

グループや団体、組織に馴染んできても、対人関係というは問題が起こりやすいものです。

転職の理由でトップは対人関係というぐらいなので、みんな大なり小なり対人関係について悩むということですね。

それについて悩んでいるときは、ついついその組織(学校や会社など)の人間関係が全て、といった感覚に陥りやすいですが、世界はそこだけではない、というのは冷静な時は頭では理解できる話です。

ちょっと意識して、ここより大きい世界、会社だったら上下関係があっても、日本全体で考えたらどうだろう?、世界では?、宇宙では生物レベルで同等よね…と考えるのは狭くなりがちな視野を広げるのに大事、と覚えておきたいです。

腹が立つあの人も、ここの組織を定年になったらどうだろうか??と考えたときに、あぁ、老後さみしい人になりそう…(笑)と考えたりする余裕は持っておきたいですね。

あとは実際、海外に行くと、手っ取り早く世界に意識が向き、何をしていても「日本人」という意識に変わるので、定期的に海外行くって大事だよな…と感じています。

他者を評価しない。対等な関係では感謝や尊敬、喜びなどはあっても「褒める」は違う。

褒めるは上下関係、感謝は横の関係。

そして感謝されると、他者に貢献できたと知る。

良いと評価されたり、褒められところで、貢献できたかどうかはわからない、何故ならその「良い」は、評価した人の物差しにおいて「良い」だけだから。

結局、自分が自分を認められるのは「自分が誰かに貢献出来た」と実感できた時だとこの本は説いています。

これは親子関係にも通ずることですが、親が褒めてくれると「親(褒めてくれた相手)に」褒められることをしようとして、自分がどうしたいか、がブレてしまいます。

たとえ自分を嫌う人がいても「他者に貢献出来ている」という実感が持てれば、自分がどうしたいかがブレることはない。

よって、自分をしっかり育てて「自分」をもって欲しいなら、褒めるのではなく「感謝すること」。

そして対人関係に上下関係ができると、確かにどうしても下から上にはモノを申しにくい環境がうまれるし、上から下には命令になってしまいがちです。

これでは相手を尊重しにくくなってしまいます。

それを踏まえて考えると、確かに「褒める」「評価する」、というのは上が下の存在に向かってすることで、「感謝する」ことは関係性でいうと、対等

感謝の心を忘れず、驕らないこと、謙虚であること、は人として大事だと感じますね。







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管理人のおうち大好きうさぎです。
旦那さんと2人暮らしのアラフォー。
株式投資のお陰で割と自由ですが、もっと色々楽しみたい!経験したい!と試行錯誤中。

読書、海外旅行、クレジットカード、Webページ作り、お店作り、インテリアやリフォームなどなど、興味があっちこっち行きますが、好きな時に、好きな人と、好きなことができる自由人でありたいと思います。




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