ちょっといつもとは毛色の違うお話を。
今回、田舎の義母の古い浴室をリフォームするので、その経験を共有します。
両親も年を取るし、いつかは…と思っている人や、自由人になった後のお金の使い方の参考になれば嬉しいです。
自由人になると、今まで自由な時間がなくて出来なかった旅行に行こう!と思う人も多いかと思います。
しかし、それ以外のお金の使い道として、衣食住の「住」を豊かにすることに目を向ける方も増えるはず。
やはり自宅で過ごす時間は多いですし、年を重ねた家族が住みやすくなるように検討したい、という方もいるでしょう。
実際、私自身も自由人になり、少し余裕が出てきた時に、田舎に住む義母の浴室を、まだ義母が元気なうちにリフォームしておきたい!と思いました。
今すぐではなく、5年後、10年後、という方も、今やっておけることがあるので、準備編だけでも目を通してもらえれば、将来大きなお金を払ってリフォームするときに、助けになると思います。
目次
【プレ準備編】今すぐできるできること
個人的に興味もあったので、読んでいたのがこちらのちきりんさんが書かれた「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」。
これは絶対!!読んでおいた方が良い一冊。
リフォーム、リノベーション、改装やらを遠い将来かもしれないけれど、頭の隅でちらっとでも考えているのなら、今から読んどいて遅くないです。
きっとリフォームする前にも読みかえしたくなるはず。
リフォームするとなると少なくとも数十万単位のお金が動くことが多いと思いますが、そのお金を無駄にしない保険のような本です。
数十万を費やすのを考えれば、2,000円弱の本。
消費税以下のお金で、しっかりと知識がつき、その知識は必ずあなたの武器となって、賢いお金の使い方になるようお手伝いしてくれます。
タイトルにあるとおりなかなか「徹底的に考える」ってことをしないで、大きなお金を使いがちです。
2,000円でその考えたことを手に入れられると思えば安いもんです。
私自身はこの本はリフォームするかどうかは別にして、趣味として読んでいたが、本当に良かったと思います。
ネットやTwitterなどでも検索してもらえればわかると思うが、リフォーム業者さんもお勧めしている本です。
詳細は中身を読んでもらえればと思いますが、リフォームという一大プロジェクトを成功させるための心構えから具体的なことまで様々なアドバイスが掲載されています。
【準備編】計画時にしたこと
最初に書いたとおり、今回実施したいと思ったのは、田舎の義母宅。
自由人とはいえ、あまりに長期滞在することが出来ず(最大の理由の一つに、なんと田舎過ぎて自宅で使っているポケットWi-Fiの電波が義母宅では入らず…笑)戻った際に一気に勧めることが出来るように準備は前もって行っておきました。
それが以下の3つです。
要望をまとめる
私の場合は、上記のちきりんさんの本も読んでいたので、何を優先するか、等は結構時間をかけて考えられました。
そしてリフォーム会社に実際に家を見てもらう際に、どこのリフォーム会社にも同じ事を伝える為に希望をまとめました。
今回、実際に私が、リフォーム業者にまとめて出した希望は以下の通り。
- 老朽化に伴い浴槽の交換、また寒さなどを考えると現状はタイル貼りの浴室だがユニットバスが良いのかと考えている
- 機能としてはタイマー(必要湯量が貯まったら自動で止まる)がついていたら、それ以外の機能は必要最低限、価格重視
- 浴室自体が狭くなるのは問題ない(現状広すぎるので寒い気もしていた)
- 防寒対策をしっかりしたい
- 入り口は選べるなら引き戸にしたい(このあたりはちきりんさんの本を読んで反映)
- 手すりなどが必要ならつけておきたい
- 電気温水器が古いのも気になっている
- やりとりは事前にメールなどで行い、現地に行った際にまとめて短期間ですすめたい
- ○○など(←一応義母の住む市町村で使えるのかな?とネットで調べた補助金)使える補助金などは申請したいので教えて欲しい
そして一応予算としては100万円としておきました。
が、正直、電気温水器も相当古いし(50年くらい使ってそうだった…)浴室が昔の一戸建てによくあるタイルの浴室だったので、それをユニットバスに変えるとなると、ユニットバス→ユニットバスへの変更に比べてお金がかかる…といったことも調べてわかっていたので、なかなか予算としては厳しいかな…と思っていました。
リフォーム会社を選別しておく
リフォーム会社を選ぶにあたって、田舎の家だったので、地元でもなく、またそんなに頻繁に会って話をして選ぶのも難しい、何処の会社が良いのかもわからない、というのが最初の問題でした。
でもこれって実は田舎でなくても、どこの会社の評判が良いか、口コミが良いのかわからないってことは多いと思います。
一応義母が過去にトイレのリフォームをした業者がある、とは教えてくれたのですが、比較検討したかったので、以下のサイト、そして業者を使いました。
ホームプロ
まず最初に使ったのがホームプロというサイトです。
このサイトを選んだ理由は、リフォーム会社の見積もりサイトとかって、ちょっと見たい、と思っても登録したら電話とかやたらかかってきそう…(引っ越し見積もりみたいな感じ)と思うなか、ここは、登録が匿名で良い(だから営業電話とかはない)ところでした。
どこの箇所をリフォームしたいか、ざっくりとした予算は、といったことを記入するとお勧めの業者を最大8社、マイページに表示してくれます。
ちなみに以下が実際のページですが、私の場合、田舎過ぎたのか2社だけでした…笑
業者からのメッセージもそのマイページに届く、という形で、会社概要などを見てお断りをするにも、ボタン1つでお断りできる手軽さも良かったです。
実際、私の場合も支店が遠すぎて、立地の面で少し不安なこともあり(車で1時間以上は軽くかかる)お断りさせていただきました。
(下の赤い矢印のところがお断り済みになっています)
クリック1つで特にやりとりもなく(もちろんその後電話連絡などもない)お手軽で良かったです。
リノコ
流石に1カ所だけでは、と思ったので、それ以外に使ったのがリノコというサイトです。
こちらも、一応間にこのリノコが入ってくれることで、営業電話がすぐにはないこと、あとはどれぐらい価格差があるかはわかりませんが、住まいの地域による価格の格差がない、というところもちょっと気になって依頼しました。
なんせ、田舎過ぎて上記の紹介サイトでも2社だけだったので笑、価格競争が行われてないような値段、というのもありえるのかも…とちょっと心配したのです。
が、まさかの田舎過ぎて、紹介できる施工業者がない、とお詫びメールが来ました笑
もしかしたら、田舎なので、登録しているところがホームプロとかぶっていたのかもしれませんが…。
その後は特に何もやりとりもなく(特に別の営業電話などもなく)終わりました。
メールでの対応も早く、印象は良かったです。
過去に義母が使った業者
リノコがダメだったので、最低2社は!と思い、義母の紹介業者に下見に来てもらうことにしました。
HPはあったのですが、上記のようなサービスに加入していないのか、ひっかからないようでした。
過去にお願いしたことがあるそうですが、今回は義母ではなく、私が発注主なので、そこは平等に見積もりを取って比較してもらうことにしました。
お問い合わせは私がHPから連絡をしたところ、こちらもお返事はスムーズに来ました。
助成金を確認する
ちきりんさんの本でも書かれていたのが、助成金は先に知っておかないと、後から申請できないもの(もしくは申請が面倒になるモノ)もあるとのこと。
勿論、施工業者さんが詳しいかもしれないけれど、こちらでも調べておいて問題はないので、さらっと調べておきました。
これは本当に市町村によってバラバラなので「○○市、リフォーム、補助金」などで検索してみることになります。
【準備編】リフォーム会社に現地調査予約
いよいよ田舎に戻る日程を組んだら、上記の2社に事前に予約をお願いしました。
1社1~2時間とのことなので、田舎に帰った日に午後から1社、翌日午前1社、いれました。
そして、実際に田舎に戻ると、上記の会社とは別に、義母がリフォーム系のチラシを取っておいてくれて、その中に皆さんおなじみのコメリがありました。
私が予約した2社はリフォームに特化した会社ですが、コメリはホームセンター。
上記に紹介したちきりんさんの本でも会社の違い、それに伴う値段の違いは紹介されていたので、興味が沸きました。
コメリは大手だし、ホームセンターって安いし、ちょっと毛色の違う会社も価格の参考までに知っておいてもよいかも?と思い、都合がつきそうなら、と急遽最寄りの店舗に現地調査依頼をしてみました。
コメリの予約時の印象は以下のとおりでした。
- 問い合わせ(下見予約)窓口に電話すると、コールセンターにつながり、そこから担当者と連絡
- (我々が利用したところだけかも?)店舗には毎日必ずリフォーム担当がいるわけではないので、予約が取れるかどうかの調整に少し時間がかかる
- メールでのやり取りが不可(個人情報保護法の問題があり…と担当者がおっしゃっていましたが、過去に漏洩でもあったのかな?)というのが少し不便
とはいえ、急な依頼にもかかわらず、その週の週末の予約が取れたので、結果的に
- ネットで調べた1社(リフォーム特化型の業者・大手有名どころではない)
- 過去に利用したことのある1社(リフォーム特化型の業者・大手有名どころではない)
- コメリ(ホームセンター)
という、3社の現地調査依頼ができました。
準備編はとりあえずここまで。
次回は現地調査編を紹介したいと思います!
[…] (第一弾の準備編はこちらから) […]