サーバー 個人広告代理店の作り方

レンタルサーバー契約前に知っておくべきポイント7つ!

2017-03-28   2017/04/02


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この記事ではそもそも何故レンタルサーバーを借りる必要があるのか、また借りる際に気を付けなくてはいけないポイントを厳選して紹介します。

無料ブログではダメなのか

今回新たに自分のサイトを持とう、と思っている方は恐らく一度は無料ブログを使ったことのある方が多いかと思います。
アメブロやSo-netブログ、FC2ブログ等がそうですね。

サーバー契約、というと何やらインターネット上級者のイメージもあるし、できれば無料ブログから始めたい、という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、「無料ブログ」か「レンタルサーバー」か、というお話から始めます。

簡単に言うと、無料ブログは賃貸の家のようなものです。
最大のメリットは、その名の通り無料である、ということ。
ではデメリットは何か。
それはある日突然家主さん(ブログ会社)の都合で全てが消える可能性があります。
消えるまでいかなくても、家主さんの決めたルールがどれだけ不条理でも従わなくてはいけません。

一方レンタルサーバーとは土地にあたります。無料ブログとは違い、維持費もかかります。
ただそのメリットは自分のものになる、財産として蓄積できる、ということです。

勿論、無料ブログもその他にメリットが沢山あります。
しかしこのサイトでは、インターネットの世界に自分の広告代理店を持つ=資産を作りたい、という方を対象にしています。
あなたが自分の意見を発信するだけではなく、その資産を使って稼げるようにもなりたい、そのように考えているのであればレンタルサーバーという選択をしてほしいと思います。

近年、無料のサービスは本当に増えました。しかし、無料には無料であるだけのリスクもあります
稼ぐ=仕事、ということです。仕事をする上で、リスクは減らしておくに越したことはありません。
それは現実世界でも、インターネット上でも同じです。

比較対象を間違えないようにしてください。
年間のレンタルサーバー代は約1万円~、月単位にすると1,000円程です。

実は月々1,000円か、無料か、という2択ではないのです。
月々1,000円か、今後あなたがサイト作りにかけた時間(=人件費)か、というのが本質です。

勿論、その時間(=人件費)が吹っ飛ぶことはないかもしれません。
でもそのリスクを最初から抱えてサイト作りを行うのか、ということです。
そこを見誤るようでは、厳しいことを言うようですが今後サイトで稼いでいくことも難しいと思います。

あなたが本気でサイト(お店)を立ち上げて稼ぎたい、というのであれば是非レンタルサーバーとの契約をしてリスクを軽減してください。
難しそう、と最初は思うかもしれません。
でも実際契約してしまうと、インターネットに契約するのと同じくらい普通のことになります。
またお金を払っているという現実は、今後サイトを運営していく上で簡単に見えて一番難しい「モチベーションの維持」にも一役買ってくれます。

レンタルサーバーを比較する際のポイント7選

次はより細かなプランを比較するためのポイントを紹介していきます。

ディスクスペース

まずは「ディスクスペース」についてです。

レンタルサーバーには容量があります。土地でいうところの面積ですね。
こちらは当然ながら広ければ広いほど良いですが、当然値段に比例していきます。

例えばこの後で紹介する、エックスサーバー(※以下Xサーバーと略します)のX10プランでしたら200GBのディスクスペースがあります。
個人がサイトを作ろうとするのであれば1サイト10GBもあれば十分なので、複数サイトを運営したい人でもまず容量不足になることはない、とわかります。

MySQL(データベース数)

MySQLとはデータベース、データの保管場所の一つです。
あまり細かいことを説明するとややこしくなるので割愛しますが、簡単にだけ。

この後、サイトを作成していく上で使用するWordpress(ワードプレス)というブログソフトは、PHPというプログラミング言語で作られており、データを管理するデータベースにはMySQLを使用しています。
つまりWordpressを利用するにはMySQLが利用できないと使えず(ほとんどのレンタルサーバーは対応しています)ここでの個数はWordpressでいくつサイトが持てるか、ということに繋がります。
なおWordpressを使わずに作ったHTMLサイトはMySQLの使用数に含みません(SIRIUS等のソフトで作成したサイトなど)

よくわからなければ、とりあえず数が多いほうがいいんだな、ぐらいで大丈夫です。

2017年3月現在、XサーバーのX10プランだと50個となっており、これは十分な数かと思います。

データ転送量

転送量とは「1日どれぐらいのデータを転送できるか」というのと同時に、誰かがあなたのサイトのページを閲覧する際「サーバーから送られるデータ量」という意味合いもあります。
つまり「どれぐらいのアクセスに耐えられるか」の指針になります。

大抵の場合は問題ないのですが、Webサイトにアクセスが増えてくれば増えてくるほど転送量が必要、ということになります。

例をあげて計算してみましょう。

1ページのデータ量を多めに見積もり3MBとします。(動画などが含まれてくるとまた別ですが)

1,000ページアクセスがあった場合:3MB×1,000アクセス=3,000MB=3GB

ちなみにXサーバーのX10プランだと70GBと設定されているので、上記の20倍以上、つまり1日に20,000アクセスには耐えられる、ということになります。
1ページ3MBは少し余裕をみているので、実際は更に多くても大丈夫だと思います。

なお、サーバーの会社のなかには「転送量無制限」を謳っているところもありますが、実は制限が存在すると思ってもらったほうが良いです。
この「無制限」は「明確な基準はありませんが、追加課金制度はありません」の意味だと解釈してもらえばと思います。
その会社の目安転送量を超え続けると、プランの変更などの勧告があるかもしれません。

マルチドメイン

その土地の中で、「ドメイン」の数だけお店が作れるイメージです。

今後インタネット上でブログなどを運営して稼ぐことを考えておられるなら、必ずサイトは複数運営になります。
ドメイン数は多いに越したことはありません。

Xサーバーはなんと無制限なので全く問題ありません。

サポート体制

何か困ったときに相談できることもサーバーを選ぶ際に大事なポイントになります。
メールや電話対応をしているのか、ということはある程度その会社が大手か、という判断にもつながります。
あまり小さい会社のサーバーとなると、サーバーは勿論のこと、会社に何かあったときのことを考えると不安が残ります。

電話サポートがついていて、できればバックアップ機能もついていると安心でしょう。
Xサーバーではサーバー上のデータを毎日自動でバックアップしており、復旧用データとしても使用できます。

独自SSL

2014年、Googleが「HTTPS をランキング シグナルに使用します」と発表しています。

セキュリティは Google の最優先事項です。
(中略)
ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。
(参照:Google ウェブマスター向け公式ブログより)

ようは、「HTTPSを使用しているかどうかを検索順位を決定する際の判断指標に利用する」ということですね。

HTTPS化というのは簡単に言うとウェブサイトを暗号化することであり、SSL化、とも言われています。
HTTPS化(SSL化)したサイトだと安全な情報の送受信ができるのです。

これまでネットショッピングなどの個人情報やクレジットカード番号、メールアドレスなどの大切なデータ情報をやり取りするサイトだと必須でした。
それが一般の個人サイトにも適用しないとGoogleの検索ではひっかかりにくくなるよ、ということなのです。
これは対応していないと致命的ですね!

通常SSL化するにはSSLサーバー証明書というのが必要になり、これは有料のことが多いです。
更に数ヶ月もしくは1年単位で更新する必要がありますが、XサーバーでSSL化する場合はなんと無料で、しかも自動で更新してくれます。
これは大変お得です!

なお、共有SSLを提供しているところもありますが、できれば独自SSLであることをお勧めします。
共有SSLとはレンタルサーバー会社が代行してSSLサーバー証明書を取得し、それを複数のユーザーで使用します。しかし代理で取ったものなので制約があることが多く身元保証ができなかったり、何より独自ドメインが使えません。

例えばあなたの通常のサイトを開かれてる場合は、あなたの決めたドメイン「http//○○○.com」ですが、個人情報やクレジットカードの情報を打ち込むようなページでは「https//△△△-×××.○○○.jp」と言ったように、レンタルサーバーで取得したドメインに変わってしまいます。

更に「同サーバー利用者によるCookie盗聴の恐れがある」とも指摘されています。
リスクをできるだけ減らすのであれば独自SSLが一番安心です。

料金

皆さん一番気になるのが実は料金だと思います。
安ければ安いのが一番良いとは思いますが、そこはコストパフォーマンスをしっかり確認してください。
無料は問題外ですが、安いものにはやはりそれなりの理由があります。

また上記で説明したSSL化をする際の費用はXサーバー以外は別料金で有料のことが多いので、そちらの費用も計算にいれた上で一番費用対効果の高いレンタルサーバーを選んでもらえればと思います。

まとめ

上記の内容を全て踏まえた上で私は「エックスサーバー」を選びましたが、全く問題なく大満足です。
エックスサーバーは私のサイトに限らず、他のサイトでもお勧めされています。

ちなみにコストパフォーマンスでは最近「ロリポップ!」も頑張っています。
ぱっと見た料金や、サポート体制等、エックスサーバーよりも良いところも多々あるのですが、独自SSLの対応はやはり別料金(2017年現在・月額1,500円税抜き)なので通常の月額料金に追加すると、やはりエックスサーバーよりも高くなってしまいます。

個人的にはエックスサーバーをお勧めします。


エックスサーバー申し込みと登録の手順







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管理人のおうち大好きうさぎです。
旦那さんと2人暮らしのアラフォー。
株式投資のお陰で割と自由ですが、もっと色々楽しみたい!経験したい!と試行錯誤中。

読書、海外旅行、クレジットカード、Webページ作り、お店作り、インテリアやリフォームなどなど、興味があっちこっち行きますが、好きな時に、好きな人と、好きなことができる自由人でありたいと思います。




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